sustainability オーガニックコットン

私たちは、環境を豊かにし、農家の状況良くなることを目指して、オーガニックコットンを使った製品を作ります。

オーガニック栽培は自然に反するのではなく、自然と共に歩むことで営まれます。

 

オーガニックコットンの栽培は、農薬の濫用、農家の負債や化学物質が要因の病気など、生産手段から生じる社会的問題を良しとしない起業家、農家、非営利団体によって開発されたものです。

有毒化学物質や難分解性化学物質を使用しないオーガニックコットンを成育することで、節水、およびより健全な土壌が確保でき、環境にも農家にも地域コミュニティにも良い影響を与えることができます。

ステラ マッカートニーのコレクションにおいて認証済みオーガニックコットンの使用量が年々増えてきた理由は、こうしたベネフィットが背景にあります。現在使用しているコットンの61%が、認証済みオーガニックコットンです。キッズウェア、デニム、ジャージー、ニットウェア、シャツ、ドレス、シューズ、バッグなど、コレクションで使われる製品に広くオーガニックコットンを使用しています。

オーガニックコットンのベネフィット

従来のコットン栽培がもたらす環境影響は甚大でした。生物多様性の損失や、農家の人々の健康を損ね得る有毒な農薬や肥料を使う必要があったからです。また、綿花には多量の水を要します。1kgのコットン(Tシャツ1枚やジーンズ1本に相当)を生産するのに20,000リットル以上もの水が必要となります¹。

そうした問題の解決策となるのが、生態系全体を考慮し、よりバランスの取れたコットン生産方法であるオーガニックコットンの栽培です。

オーガニックコットンの栽培によって、生物多様性や健全な生態系を支援し、土壌の持つ炭素を隔離する力が高まり気候変動を軽減させるよう働きかけることに繋がります。

オーガニック栽培の手法を用いると、灌漑した水ではなく、主に雨水を使用して給水するため、使用する水量は顕著に少なくなります。オーガニック栽培では有毒な化学物質を用いないので、毒素が不必要に土壌へ浸み込むことがなく、土壌はより豊かになり、生物多様性の繁栄へと繋がります。

オーガニックコットン栽培は、農家にとってもベネフィットのある手法です。高額な化学物質に頼る必要がないので、適切な状況下においてはより良い生活を営むことが可能です。オーガニック製品に対して支払われるプレミアム価格によって、収入も上がります。 また危険な農薬や化学肥料を使用しないので、農家の人々の健康という観点からも朗報です。

  • オーガニックコットン
    • オーガニックコットンは、有毒で残留性のある農薬や合成肥料に頼ることなく栽培されます。
    • オーガニック栽培では輪作や堆肥化が必要とされ、これが土壌の健全性を促し、土壌内に二酸化炭素を閉じ込めて気候変動を軽減させることに繋がります²。
    • オーガニックコットンは、遺伝子組換えの種を使用せずに栽培されます。
  • 従来のコットン
    • 一部の低所得国では、コットン栽培が全雇用の約7%を占めるところもあります³。
    • 従来の手法で栽培されたコットンは、他のどの作物よりも多量の殺虫剤を必要とします。毎年、約26億ドル相当の殺虫剤が綿畑にまかれています4
    • 世界中の耕作地2.5%を利用して行われているコットン栽培ですが、全体の16%で殺虫剤を使用しており、インドでは、殺虫剤使用全体の50%をコットン栽培が占めており、農家の人々の健康に悪影響を与えています5
  • オーガニック認証
    • 基準や認証は、正しく使いさえすれば、この業界におけるもっとも強力なツールになり得ると考えています。独立した第三者による確証は、製品の真正さをうたう手助けとなるからです。
    • 私たちは、GOTSまたはOCSの基準を満たすとの認証を受けたオーガニックコットンだけを使用しています。
  • コットンの環境影響
    • 量に関して言えば、ステラ マッカートニーがもっとも多量に使用する原材料がコットンです。
    • 2016年、使用したすべてのコットンの約60%がオーガニックコットンでした。
    • 環境損益計算書ツールを用いると、従来の手法のコットン栽培とオーガニックコットン栽培の、1kgあたりの平均的な環境影響を比較することが可能です。
    • 従来のコットン栽培の環境影響は、作物を栽培する際に必要な多量の水、農業利用を目的とした土地転換、有毒な農薬や肥料の多用によって押し上げられていました。
    • オーガニック栽培の環境影響ははるかに低いことが示されています。栽培地域における水資源の利用が顕著に少なく、有毒な化学物質の使用を許さないからです。オーガニック栽培は、土壌の健全性を向上させ、水質汚染がもたらす影響を軽減することに繋がります。

コットンの未来

ステラ マッカートニーは、使用するコットンが再生可能なものになるよう、私たちは生産レベルでトレーサビリティを実施しています。2016年には、私たちが使用している94%のコットンの原産国を追跡できるようになりました。

次のステップは各農家の作業工程を把握し、土壌性質の改善を計測していくことです。土壌は大切な二酸化炭素の吸収源で、土壌性質の改善は気候変動を自然と抑制する要となります。私たちは気候変動を和らげるため、最大限の努力をします。

Cotton supply chain map

 


 

¹ Cotton Farming, WWF

² Organic Cotton, Soil Association

³ Cotton overview, WWF

4 ‘The Deadly Chemicals in Cotton‘, Environmental Justice Foundation

5 Chemical Cotton, Rodial Institute

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