#StellaBy Nadine Ijewere

最新の「#StellaBy」コラボレーションでは、ファッション&ポートレートフォトグラファー、ナディーン・イジェウェーの魅力あふれるレンズの力を借りています。現在サウス・ロンドンに住むナディーンには、ジャマイカ人とナイジェリア人の血が流れています。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションで学んでからは、彼女が過去を振り返ることはありませんでした。

ナディーンの作品では、被写体の強さや弱さにスポットライトを当てることで、彼らの奥深くに隠れているものが明らかになります。彼女の繊細でありながらも印象的な色使いを十分に紹介することはできませんが、ナディーンのストーリーテリングのセンスは、発見の旅への想像力を膨らませてくれます。ナディーンは、写真によって、人々を封じ込めたり、人種差別をしたりすることに立ち向かっているだけでなく、多様性を信奉しており、メゾンとして私たちはその姿勢を称えています。彼女のことをもっと知りたいのであれば、ぜひ彼女が手掛けている「The Misrepresentation of Representation」と題されたプロジェクトをチェックしてみてください。

私たちが気に入っているのは、「Same/Difference」という名の最も有名なシリーズ。兄弟姉妹の穏やかな表情のポートレートを通して美しさの意味を問いかけています。彼女の写真はまたファッションにおけるオリエンタリズムも探っています。その結果の作品では、私たちを導き、視線を捉えて離さないパワフルな折衷主義と創造性が表現されています。

今回のシリーズでナディーンは、彼女のルーツが今もしっかりと残るナイジェリアに向かい、ステラ マッカートニーの最新ウィメンズ&メンズ コレクションを彼女のストーリーテリングの中心に据えました。

 

ナディーン、あなたの作品ではストーリーテリングが重要な役割を果たしていますが、あなたにインスピレーションを与えるものは何ですか?

カルチャーは私に絶大なインスピレーションを与えてくれるし、アイデンティティも私の作品の中に繰り返し登場するテーマです。

どうやって写真の世界に入ったのですか?

高校でAレベルを勉強中に、フィルムフォトグラフィーの勉強も始めたんです。そのプロセスがすごく楽しかったし、ネガを見るまでは最終的に写真がどんなものになるかまったく分からないところがドキドキでした。デジタルよりずっと新鮮で。扱えるフレームの数が限られているから、写真のことをより真剣に考えるようになりました。

サウス・ロンドンで育ったことが、あなたの作品に影響を及ぼしていると思いますか?このエリアでお気に入りは何ですか?

ええ、サウス・ロンドンはカルチャーも多様性も豊かなエリアで、私はそうしたものに囲まれて育ちました。お気に入りは、おいしい食べ物、質感のあるものや、何の手も加えられていないすてきな布地、すばらしい人々。そうした影響もあって、私の作品の中にははっきりとした多様性やアイデンティの要素があり、さまざまに異なるタイプの美しさを称えているのです。

モデル: Nelson (left), Joseph & Nelson (right)

撮影の現場がナイジェリアだったことでどんなインスピレーションが与えられましたか?

私の作品の多くの中で表現されている、ありのままの、地に足のついたエレメントを守りたかったし、それと同時に、自分と同じバックグラウンドを持つ人々を使って、自分のルーツである場所でこのプロジェクトを撮影したいと思ったんです。それによって写真にもよりパーソナルなタッチがプラスされていると思います。プロジェクトが「#StellaBy」となっていることから、ヴィジュアルに自分のアイデンティティをより強く表現したいと思いました。多様性を感じてもらえるものにしたかったし、ルールに縛られるのはイヤだった。違うということをアピールしたかったんです。ナイジェリアは、かなり保守的な国として知られているし、特にファッションにおいては、メンズとウィメンズの境界がはっきりしています。だからそれをちょっと揺さぶりたかったんです。

あなたのルーツは作品に現れていますか?

時々。おそらく私が選ぶテーマではほとんどですね。私はいつでもファッション写真であまり表現されていないテーマに引かれるから。だからと言って自分で表現を生み出そうとしているわけじゃない。それとは全然違う!私の仕事は、多様性や、美しさのさまざまに異なる解釈を称えることなんです。私はそれをすばらしいことだと思うし、そうしたものを捉えたいと思うんです。

あなたの写真の中で服は何か役割を果たしていますか?それともあなたの写真は社会において服が果たす役割を考えさせるものなのでしょうか?

スタイリングと服は、私の作品の中で重要な役割を果たしていると思います。だって、私が言いたいことをしっかりと裏付けてくれるから。スタイリング、つまりどうやって服を着るかということによって、異なる解釈を生み出せるんだと思います。私は顔のポートレートを撮影するのが大好きなんですが、その際には目が最も重要になります。だからこの場合には、服は時として大して重要じゃなくなる。と言うのも、私は被写体の本質を捉えたいと思っているからです。

モデル: Joseph

写真の被写体となる人はどうやって選ぶんですか?

ケースバイケースです。ストリートやInstagramで見かけた人もいますし、自分が興味を引かれた人たちですね。何か美しいものを目にすると、それを捉えたいと思うんです。でも場合によっては、その人に近寄っていくこともしなかったりします。今回の撮影では、キャスティングの際にサポートが得られてラッキーでした。ナイジェリアでは人と話すのに決まった流儀があって、何をしていようと、凛として、自信たっぷりでいる必要があるんです。

ナイジェリアでの撮影はどうでしたか?

全体的には申し分のない経験でした。でも、時にはあまり心地の良くない注目を集めることってありますよね。特に、そこにいる人たちにとってなじみのないことをやっている時には。でもそうしたことを理解して、彼らの気持ちを尊重しなくちゃならない。例えば、今回ある漁村に行った時に、そこにいる人たちのひとりを“飾り立て”て撮影したんです。すると村の人たちが、それをかなり不快なことだと感じて、叫び始めたから、私はチームを他に移動させなくではなりませんでした。

メンズ&ウィメンズの夏コレクションをどう解釈されましたか?

鮮やかで力強いカラーと大胆な模様。これを反映した服を撮りたいと思いました。

モデル: Olasunkanmi

イブラヒム・カマラが撮影のスタイリングを担当しましたが、彼との仕事はどうでしたか?

イブラヒムと私はずっと前から知り合いなんです。知り合ったのは8 年ほど前のことで、以来一緒に仕事をするようになりました。彼が成長して、自分の仕事により心地良さを感じるようになっているのを目にするのはすばらしいことです。彼と一緒にイメージを創り出す仕事はいつも本当に楽しい。

男性モデルにウィメンズコレクションを着せましたが、あなたの目から見てどんな効果がありましたか?

これによって“ウィメンズウェア”というレッテルを貼ることに疑問が投げかけられたと思いますし、作品がより個性的になったと感じています。

仕事中にどんな難題に直面しますか?

自分が力不足だと感じたり、自分の創造性が枯渇してしまったかのような瞬間を経験すると、多くのアーティストは常にこのことと闘うけれど、私は自分のことをこう考えるようにしています。「私は成功したくて写真をやってるんじゃない。私が写真をやっているのは、写真に情熱を持っているからだし、アイデンティティを称え、ビジュアルを通して物の見方を提供することなんだ。」

モデル: Olasunkanmi (left), Victoria (right)

1つだけ超能力を手にすることができるとしたら、どんな力が欲しいですか?

自分の目で写真を写せる力… それが超能力だって言うならの話ですけど。日々、ああ、ここにカメラがあったら、と思うすばらしい瞬間に居合わせるので。だから目の中にカメラがすでにあったら、どんなにいいだろうって思うんです!

みんながびっくりするようなあなたのことを教えてください。

誰もが私を背の低い人間だと思っているみたいですけど、実は身長190.5cmなんですよ。

モデル: Victoria (left), Joseph (right)

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